FANZA スクレイピングは規約違反?DMM API の使い方【2026年版】

by さなぎ羅 (@sanagi_L) 読了 35 分
さなぎ羅
さなぎ羅

AI駆動アダアフィ研究中🔥 Claude Code × LLM で自動化と品質を両立する実験記録

FANZA スクレイピングは規約違反?DMM API の使い方【2026年版】

「FANZA の商品データを自分のサイトに自動で載せたい。でもスクレイピングって違法なんじゃないか」。そう思って手が止まっている方は多いのではないでしょうか。検索しても出てくるのは Python などのプログラム言語で「取得してみた」という記事ばかりで、肝心の「やっていいのか」に答えてくれる記事が見つかりません。

結論からお伝えすると、FANZA の商品データは公式の API を使うのが正解です。API とは、お店の受付でカタログをもらうような公式の窓口のことです(詳しくは後で説明します)。無料で使えて、規約上の位置づけもはっきりしています。

本記事は「違法かどうか」ではなく、どこに線が引かれているのかを示します。根拠は推測ではありません。DMM が公開している規約の原文と、サイトが出している自動アクセスの案内書きです。読み終わったとき、いまの自分のやり方が安全かどうか、自分で判断できるようになります

コードが書けなくても大丈夫です。実際にデータを取ってくる部分は、ブラウザのアドレスバーに URL を 1 本貼るだけで試せます。

なお本記事の内容は、公式ドキュメントの引用に加えて、DMM アフィリエイトで 14 サイトを運用している経験をもとに書いています。公式には書かれていない、複数サイト運営でぶつかる壁も扱います。

本記事の情報は 2026 年 9 月 5 日時点です

DMM ウェブサービス利用規約は 2026 年 9 月 1 日に改定されたばかりです。本記事では公式が公開している条文だけを扱いますが、規約は今後も変わります。実際に運用を始める前に、必ず原文をご自身で確認してください。

結論 — FANZA スクレイピングより公式 API が正解な 3 つの理由

先に全体像をお見せします。FANZA の商品データを取る方法は大きく 2 つあります。ひとつは公式 API を使う方法、もうひとつはサイトを機械で読み取る方法(スクレイピング)です。

スクレイピングって何? — 30 秒で

スクレイピングとは、Web ページをプログラムで開いて、商品名や価格をそのまま抜き取る手法です。

人間がブラウザで商品ページを見て、価格をメモ帳に書き写す。その作業を機械に何百回もやらせるイメージだと考えてください。

公式の窓口を通さず、店内の棚を直接見て回る行為にあたります。だからこそ「やっていいのか」が問題になります。

比べる軸 公式 API スクレイピング
規約上の位置づけ 公式が用意した窓口 禁止条文は無いが断られた領域あり
安定性 仕様変更は告知される 見た目が変わると止まる
取れるデータ 価格・画像・評価点まで揃う 画面に出ている範囲のみ
手間 URL を 1 本組み立てるだけ HTML を解析する仕組みが要る
費用 無料 無料だが保守の手間が続く

3 つの理由に整理すると、こうなります。

  1. 無料で使える。 DMM アフィリエイトのオーナー登録さえ済んでいれば、追加費用はかかりません
  2. 取れるデータが多い。 価格や画像だけでなく、レビューの平均点やジャンル名まで返ってきます
  3. 止まりにくい。 サイトのデザイン変更で動かなくなる、ということがありません

イメージとしては、API はお店の受付でカタログをもらう行為に近いです。スクレイピングは、店内の棚を自分で見て回って手元のノートに書き写す行為にあたります。どちらも情報は手に入りますが、前者はお店が「どうぞ」と用意してくれた窓口です。

FANZA のスクレイピングは規約違反? — 貼り紙と規約で線を引く

ここが一番知りたいところだと思います。実際に原文を読み込んだ結果を、順にお伝えします。

この先、2 つの規約が登場します。 名前が似ていて、中身はまったく違います。

ひとつは DMM ウェブサービス利用規約。API を使う人に向けたルールです。もうひとつは DMM アフィリエイト参加規約。報酬を受け取る人に向けたルールです。

工具を借りる契約書と、給料をもらう雇用契約書が別々にあるようなものだと考えてください。以降は略さず、どちらの規約の話なのかを毎回明記します。

自分がどの手段を選ぶべきかという段階から迷っている方は、同人アフィリエイト 自動投稿ガイドで全体像を先に押さえると、この先が読みやすくなります。

DMM・FANZA の規約に「スクレイピング禁止」と名指しする条文は無い

まず正直にお伝えします。DMM ウェブサービス利用規約にも、DMM アフィリエイト参加規約にも、「スクレイピング禁止」と名指しした条文はありません。

「禁止と書いていないなら自由だ」と読みたくなるところですが、そうではありません。線を引いているのは規約ではありません。別の場所です。

でも robots.txt が検索・一覧ページを断っている

robots.txt とは、サイトが自動巡回プログラムに向けて出している案内書きです。「このページは自動で見に来ないでください」と書いた貼り紙のようなものだと考えてください。

www.dmm.co.jp が公開している robots.txt には、次の記述があります(抜粋)。

User-agent: *
Disallow: /search/
Disallow: */listsearch/
Disallow: */list/search/
Disallow: */list/narrow/
Disallow: /dc/doujin/-/search/
Disallow: /dc/doujin/*/word=*
Disallow: /dc/doujin/-/list/*/price_max=*
Disallow: /dc/doujin/-/list/*/price_min=*

Disallow は「ここは自動で見に来ないでください」という意味です。並んでいるのは、検索結果・絞り込み一覧・価格での絞り込みです。

ここが重要です。データを集めようとする人が真っ先に見に行くのは、まさにこの検索や一覧のページです。つまり、スクレイピングで一番使いたい場所が、名指しで断られています。 同人の売り場(/dc/doujin/)についても、検索や価格の絞り込みが個別に書かれています。

robots.txt は法律ではありません

robots.txt を守らなかったからといって、それ自体で法律違反になるわけではありません。

ただしこれは、サイト運営者が「自動アクセスをどう扱ってほしいか」を明確に書いた意思表示です。相手が「ご遠慮ください」と貼り紙を出している場所に、機械で繰り返し入っていく。その状態をどう評価するかという話になります。

規約で実際に効いてくる 3 つの条文

「スクレイピング禁止」という条文はありませんが、実務では次の 3 つが効いてきます。すべて原文を確認したものです。

1 つ目は、DMM があなたのサイトを見に来ることがある、という条文です。

デベロッパーは、当社がウェブサービスおよび関連するサービスの信頼性を確保する目的で、アプリケーションおよびデベロッパーが制作したウェブサイトを、クロールその他の方法でモニターすることがあること、およびこのようなモニターを妨害しないことに同意します。 (DMM ウェブサービス利用規約 第 8 条 5 項)

ここで言う「デベロッパー」とは、API を使う人、つまりあなたのことです。規約を読むときに自分が当事者だと気づかないケースが多いので、覚えておいてください。

2 つ目は、画像の扱いです。要するに、もらった画像を勝手に加工するのは NG です(DMM アフィリエイト参加規約 第 7 条)。取得した画像を自由に加工していい、とは書かれていません。

3 つ目は、取得したデータの使い道です。API で取ったデータは、他社 ASP の記事には使えません(DMM ウェブサービス利用規約 第 9 条 1 項(5))。ASP とは A8.net などのアフィリエイト仲介会社のことです。

OK・グレー・NG の 3 段で整理する

ここまでを、実際の運用に落とし込みます。

区分 具体的な行為
OK 公式 API 経由で商品データを取る/API が返す画像 URL をそのまま参照して表示する/API が返すアフィリエイトリンクを使う
グレー robots.txt が断っていない商品の個別ページを、低い頻度で読む行為。禁止条文は無いが、DMM 側の監視に同意済みである点は意識しておく
NG robots.txt が断っている検索・絞り込み一覧・価格での絞り込みを機械で巡回する/許諾の範囲を超えて画像を複製・改変する/取得データを他の ASP の記事で使う

DLsite 側はどうなのかが気になった方も多いはずです。DLsite には、そもそも読者向けに開放された商品 API がありません。線引きの状況もかなり違います。

DLsite 自動投稿 WordPress

公式 API が無い側の 4 ルートと規約ライン

そもそも DMM API とは? — FANZA の商品データをもらう窓口

ここから正解の側、公式 API の話に入ります。

API とは、決まった住所にお願いを出すと、決まった形でデータが返ってくる仕組みです。さきほどの受付の窓口そのものです。

用紙に「動画の売り場、新着 10 件」と書いて出すと、その通りのカタログが返ってきます。中で誰がどう探しているかを知る必要はありません。

FANZA の場合、「決まった住所」は次の URL です。公式が例として掲載しているものから、キーワード指定だけを省いた形です。

https://api.dmm.com/affiliate/v3/ItemList
  ?api_id=[APIID]
  &affiliate_id=[アフィリエイトID]
  &site=FANZA
  &service=digital
  &floor=videoa
  &hits=10
  &sort=date
  &output=json

長く見えますが、やっていることは単純です。1 行目が住所、その後ろが「何が欲しいか」の注文内容です。実際に使うときは改行せず 1 行につなげます。

API ID とアフィリエイト ID は別物です

ここでつまずく方がとても多いところです。API ID は、プログラムから API を使うための鍵です。アフィリエイト ID は、発生した報酬をあなたに紐づける番号です。まったくの別物で、両方とも必須です。どちらか片方だけではエラーになります。

呼び方についても触れておきます。正式には DMM ウェブサービスの「商品情報 API」と呼びます。「FANZA API」という名前の公式サービスはありません。検索するときは「DMM API」で探すと公式にたどり着きます。

始める前に揃える 4 つ — ここが欠けるとエラーで止まる

この章は開始要件です。ひとつでも欠けていると、そもそも動きません。

1. DMM アフィリエイトのオーナー登録を済ませる

オーナー登録とは、報酬を受け取るための無料の会員登録のことです。DMM ウェブサービス利用規約 第 2 条は、API を使えるのは DMM アフィリエイトのオーナー登録をした DMM 会員に限る、と定めています。API だけを単独で使うことはできません。

アフィリエイト ID はサイトごとに発行されます。 すでに承認済みのサイトを持っていても、新しいサイトを追加するときは、そのサイトについて改めて申請と審査を受ける必要があります。1 回審査に通れば以降は自由、という仕組みではありません。

登録がまだの方は、FANZA同人 アフィリエイトのオーナー申請ガイドに申請の手順と審査のポイントをまとめています。本記事では登録手順は扱いません。

2. アフィリエイト ID の末尾を 990〜999 にする

これが最も多い詰まりどころです。公式のご利用ガイドは、次のように明記しています。

アフィリエイトIDは末尾を990~999に設定してください。末尾が990~999以外ではエラーとなります。

普段リンクを貼るときに使っている ID とは別に、API 用の枝番を指定する必要がある、と考えてください。会社の代表電話とは別に、部署ごとの内線番号があるようなものです。ここを間違えると、他がすべて正しくてもエラーが返ってきます。

ここで誤解しやすいのですが、990〜999 が必要なのは「API を呼ぶとき」だけです。記事に貼る成果リンクまで 990 番台にしなければならない、という意味ではありません。この 2 つは別物です。

複数サイトを運営している方へ — 990〜999 は 10 個しかありません

サイトごとのアフィリエイト ID とは違い、990〜999 の枝番は全サイト共通で使えます。裏を返すと、成果がどのサイトから出たのかを分けたい場合、使える枠は 10 個だけということです。

サイト A に 990、サイト B に 991 と割り振れば 10 サイトまでは分離できます。11 サイト目で枝番が尽きます。

本記事の運営者は DMM アフィリエイトで 14 サイトを運用しており、実際にこの壁に当たりました。現在は API をデータ取得だけに使い、記事に貼るリンクは各サイトの通常のアフィリエイト ID で自前で組み立てる運用に切り替えています。アフィリエイトリンクの形式は決まっているため、商品 ID さえ取れれば自分で組み立てられます。

3. API ID を取得する(1 会員につき 1 つ)

公式のご利用ガイドには「API IDは1会員につき、1IDとなっております」と書かれています。サイトを複数運営していても、API ID そのものは 1 つです。

4. 国内で運営しているサイトであること

DMM アフィリエイト参加規約 第 1 条は、「本プログラムは国内で運営されているサイトを対象とします」と定め、日本国外からの参加を認めていません。

アフィリエイトリンクの設置は義務です

DMM ウェブサービス利用規約 第 8 条 2 項は、API を使ってサイトやアプリを作るとき、DMM アフィリエイトのリンクを設置しなければならないと定めています。データだけ取ってきてリンクを貼らない、という使い方は認められていません。

DMM API を実際に試してみる — リクエスト URL を 5 ステップで組み立てる

ここからは、実際に手を動かす章です。難しく聞こえますが、やることは宅配便の伝票を埋める作業に近いです。

埋める欄は 3 つだけです。

  • 宛先 — 決まった URL
  • 差出人番号 — 2 つの ID
  • 品目と個数 — 売り場と件数

欄の名前を覚える必要はありません。決められた場所に入れていくだけです。

既製プラグインを使う方はこの章と次の章を飛ばせます

ここから 2 章は、自分で URL を組み立てる方向けの内容です。プラグインに任せる予定の方は、「うっかり抜けやすい 4 つの約束」まで飛ばしても、記事全体の理解には支障ありません。安全ラインの話はそちらに集約しています。

1

Step 1: 宛先の URL を用意する

https://api.dmm.com/affiliate/v3/ItemList が商品情報を取るための宛先です。この部分は常に同じで、変わりません。以降のステップで、この後ろに ? を付けて条件を足していきます。

2

Step 2: 2 つの ID を指定する

api_id にご自身の API ID を、affiliate_id に末尾が 990 から 999 のアフィリエイト ID を指定します。両方とも必須です。片方でも欠けているとエラーが返ります。角カッコは付けずに、ID の文字列だけを書きます。

3

Step 3: 売り場を指定する

site にはアダルト側なら FANZA、一般側なら DMM.com を指定します。さらに service と floor で、動画や同人といった売り場を絞り込みます。まず試すだけなら、公式の例にある service=digital と floor=videoa をそのまま使って構いません。

4

Step 4: 件数と並び順を指定する

hits で取得件数を指定します。初期値は 20 で、最大は 100 です。sort で並び順を指定します。人気順なら rank、発売日順なら date、価格の安い順なら -price です。日本語のキーワードで絞り込む場合は、keyword に URL エンコードした文字列を指定します。

5

Step 5: ブラウザのアドレスバーに貼って確認する

output に json を指定した URL を、ブラウザのアドレスバーにそのまま貼り付けます。json とは、データを機械が読める形に並べた表示形式のことです。記号だらけのテキストが画面いっぱいに出れば成功です。プログラムを書かなくても、この方法で動作を確認できます。

日本語で検索するときだけ、ひと手間が要る

API へのお願いは、すべて URL の形で送ります。日本語を扱うときだけ、注意が必要です。

URL には日本語をそのまま書けません。 記号の並びに置き換える必要があり、これを URL エンコードと呼びます。公式の例でも、キーワード部分は %e4%b8%8a%e5%8e%9f... のような形になっています。

ブラウザのアドレスバーに日本語を直接打ち込むと自動で変換してくれることが多いのですが、プログラムから送る場合は自分で変換する処理が必要です。

エラーが返ってきたときの読み方

パラメータを何も付けずに API を呼ぶ(この操作を「叩く」と言います)と、次のような応答が返ってきます。実際に試した結果です。

{"request":{"parameters":{"output":"json"}},
 "result":{"status":400,"message":"BAD REQUEST",
 "errors":{"api_id":"Invalid Request Error","affiliate_id":"Invalid Request Error"}}}

status400BAD REQUEST、そして errors の中に api_idaffiliate_id が並んでいます。この 2 つが足りない、と API が教えてくれているわけです。

エラーが出たときは、この errors の中身を見れば、どの項目に問題があるかが分かります。まず ID なしで呼んで 400 を見る、次に ID を入れて成功を見る。この 2 段階で試すと、どこまで動いているかがはっきりします。

自分で組まずに既製品で済ませたい方は、プラグインを買う選択肢もあります。

FANZA 自動投稿プラグイン 7 製品比較

料金・機能・メンテを横並びで比較

DMM API は一度に何件取れる? — 100 件の壁と「5 万件目より奥」の壁

指定できる項目のうち、実際によく使うものを挙げます。公式にはこの他にも、女優やジャンルでの絞り込み、発売日の範囲指定などの項目があります。

項目名 必須 何を指定するか
api_id 必須 登録時に割り振られた API ID
affiliate_id 必須 末尾が 990〜999 のアフィリエイト ID
site 必須 一般(DMM.com)かアダルト(FANZA)か
output json または xml という 2 つの表示形式
hits 取得件数。初期値 20、最大 100
offset 何件目から取るか。初期値 1、最大 50000
sort 人気は rank/高い順 price/安い順 -price/発売日 date/評価 review/マッチング match
keyword 検索キーワード。UTF-8 で指定

上限がふたつあります。1 回で持ち帰れるのはカゴ 1 杯ぶん、100 件までです。公式のご利用ガイドにも「一度のリクエストで取得できるのは100件までとなります。」と明記されています。

もうひとつは offset の上限で、5 万件目より奥には手が届きません。棚の 5 万番目より先には腕が届かない、と考えてください。

アフィリエイト ID の末尾は 990〜999

前章のとおり、ここを外すとエラーになります。上限の 2 つは知らなくても動きますが、この 1 点だけは知らないと動きません。

売り場を指定する servicefloor には、ひとつ注意があります。

公式のリファレンスは、service を「フロアAPIから取得できるサービスコードを指定」、floor を「フロアAPIから取得できるフロアコードを指定」と説明しています。つまり、記憶やどこかの記事からコードを書き写すのではなく、フロア API に聞いて取るのが公式の決まりです。

まず試すだけなら、上の例 URL に入っている service=digitalfloor=videoa(動画)をそのまま使って大丈夫です。同人など他の売り場を扱うときは、フロア API を使います。API ID を取得したあと、次の URL を同じ要領でブラウザに貼れば、使えるコードの一覧が返ってきます。

https://api.dmm.com/affiliate/v3/FloorList?api_id=[APIID]&affiliate_id=[アフィリエイトID]&output=json

項目の全件はDMM が公開している商品情報 API のリファレンスで確認できます(開くと年齢確認が表示されます)。

1 商品につき何がもらえる?

返ってくるデータの中身です。1 商品あたり、おおよそ次のものが手に入ります。

  • タイトルと品番(content_idmizd00320 のような形式です)
  • 価格、定価、配信タイプごとの価格
  • 画像 3 サイズ(一覧用・小・大)とサンプル画像
  • レビューの件数と平均点
  • 発売日
  • ジャンル名、メーカー名、シリーズ名、女優名(それぞれ ID 付き)
  • キャンペーンの開始・終了日時

自分でプログラムを書く方向け: 実装時に引っかかる 2 点

  1. 返ってくるアフィリエイトリンクには ch=api というパラメータが自動で付きます。API 経由であることを示すもので、自分で消す必要はありません
  2. 立ち読みリンクのフィールド名は、公式の表記が affilaiteURL と綴り違いになっています(正しくは affiliate)。プログラムから読むときは公式の表記に合わせないと値が取れません

なお、返ってきたアフィリエイトリンクを必ずそのまま使わなければならない、という決まりはありません。このリンクには API 用の 990 番台の ID が入っているため、複数サイトを運営していると成果が分離できなくなります。

サイトを 10 以上運営する段階になったら、API は商品データの取得に使い、リンクは各サイトの通常のアフィリエイト ID で組み立てる形が現実的です。

ここまでが仕様の話です。ここからが本題の、安全ラインの話になります。

うっかり抜けやすい 4 つの約束 — ここで API が止まる

この章は継続要件です。前章までは「動かすために必要なもの」でしたが、ここからは「破ると止められるもの」です。

レンタル倉庫の契約書を思い浮かべてください。借りるハンコは押しました。でも「又貸し禁止」「看板は必ず掲げる」「改装は許可の範囲まで」を破ると、翌月から鍵を取り上げられます。API も同じ構造です。

約束 破ると何が起きるか
クレジット表示を公式の HTML のまま貼る API の利用を停止される可能性
パッケージ画像を勝手に加工しない 参加規約の禁止行為にあたる
取ったデータを他の ASP で使わない 利用規約の禁止行為にあたる
申請していないサイトで ID を使わない 参加規約の禁止行為にあたる

約束 1: クレジット表示を貼る

ここを飛ばす方が一番多いところです。公式は次のように書いています。

DMM Webサービスから提供されたAPIを利用して制作されたサイトやアプリケーションには、以下のクレジットを表示してください。

そして別の見出し「クレジットを表示するときの注意」の下に、こう続きます。

クレジットを表示する場合は、既定のHTMLソースを利用してください。表示規定が守られなかった場合、HTMLや画像に改変が行われた場合などには、DMM Webサービスが提供するAPIの利用を停止させていただく可能性があります。

公式は「貼らないと API を止めることがある」と、はっきり書いています。しかも「既定の HTML ソースを利用してください」とあるので、自分で書き直すこともできません。

FANZA 側のクレジットは次のとおりです。

<a href="https://affiliate.dmm.com/api/">
  <img src="https://p.dmm.co.jp/p/affiliate/web_service/r18_135_17.gif"
       width="135" height="17" alt="WEB SERVICE BY FANZA" />
</a>

画像ではなくテキストで貼りたい方には、こちらも公式が用意しています。

Powered by <a href="https://affiliate.dmm.com/api/">FANZA Webサービス</a>

表示位置は自由です。ただし、そのサイトが DMM Webサービスを使って作られていると分かる形で表示してください、という条件が付いています。フッターに置くのが一般的です。

リンクに API を使っていなくても対象です

条文は「API を利用して制作されたサイトやアプリケーション」と書いています。つまり、成果リンクを自前で組み立てていても、商品検索や商品情報の取得に API を使っているなら対象です。

本記事の運営者も、リンクは自前で組み立てつつ、14 サイト全部にクレジット表示を貼って運用しています。貼る場所はフッターで、公式の HTML をそのまま使っています。

やりがちな失敗

クレジットの画像を、サイトのデザインに合わせて色を変える。これは「HTML や画像に改変が行われた場合」にあたり、API 利用を停止される可能性があります。そのまま貼るのが正解です。

約束 2: 画像を勝手に加工しない

DMM アフィリエイト参加規約 第 7 条は、DMM が提供している広告用素材や商品のパッケージ画像等を、DMM が認める範囲を超えて複製・改変する行為を禁止しています。

たとえば、パッケージ画像を正方形に切り抜いてアイキャッチにする、上にタイトル文字を重ねる。どちらも「改変」に読める操作です。API が返した画像 URL をそのまま表示する形なら、この論点自体が発生しません。

約束 3: 他の ASP の記事で使わない

DMM ウェブサービス利用規約 第 9 条 1 項(5) は、取得した商品情報を DMM アフィリエイト以外のアフィリエイトプログラムで利用することを禁止しています。

同じ項の(4)は、DMM アフィリエイト以外の方法で収入を得ることも禁止しています。ただしこちらには「(当社が明示的に許可した場合を除く)」という但し書きが付いています。複数の ASP を併用しているサイトでは、特に注意が必要な条文です。

約束 4: 申請していないサイトで ID を使わない

DMM アフィリエイト参加規約 第 7 条は、申請していないサイトでアフィリエイト ID を利用する行為、および ID を譲渡・貸与する行為を禁止しています。

API ID は 1 会員に 1 つですが、それは「どのサイトでも自由に使っていい」という意味ではありません。サイトを増やすときは、サイトごとに申請するのが原則です。

もうひとつ知っておくとよいこと

DMM ウェブサービス利用規約 第 8 条 3 項は、API を使って作ったサイトやアプリについて、DMM 側がそれを無償で使える権利を持つ、と定めています。自分で作ったものでも、DMM に使われることがある、ということです。

同じ第 9 条 1 項は、会員限定など特定の人だけが入れる環境での使用((9)、明示の許可がある場合を除く)と、不特定多数と共有できる場所へのデータ保管((8))も禁止しています。

取得したデータをそのまま記事にすると、今度は検索評価の問題が出てきます。こちらは別記事で詳しく扱っています。

自動投稿のペナルティリスク 5 つ

API 説明文をそのまま貼ると何が起きるか

どこまでやると止められる? — 制裁の実際と、その手前の安全ライン

「BAN されたらどうしよう」という不安が、この分野で手が止まる一番の理由ではないでしょうか。実際に規約が定めている帰結を、原文にあたって整理します。そのうえで、止められない状態とは何かを最後にまとめます。

規約違反の帰結は、2 つの窓口から別々に来ます。API を止められるのと、報酬を没収されるのは、まったく別の手続きです。

会社を辞めさせられるのと、未払いの給料が消えるのが別の話であるのと同じです。片方だけ食らうこともあれば、両方来ることもあります。だから 2 つに分けて見ていきます。

API 側の制裁は、DMM ウェブサービス利用規約 第 15 条 3 項が定めています。違反と認めれば、DMM は事前の通知なしに次の措置を取れます。

  1. アプリケーションからのリンク拒否
  2. ウェブサービス提供の全部または一部の中止
  3. API ID の停止または削除

報酬側の制裁は、DMM アフィリエイト参加規約にあります。第 7 条の 2 は、通知から 2 年が経過するまでに違反を是正しない場合、または質問に回答しない場合、未払いの報酬をすべて没収し、参加登録を解除できると定めています。

これは 2 年間放置してよいという意味ではありません。通知が来たらすぐ是正するのが前提です。

さらに DMM アフィリエイト参加規約 第 3 条は、DMM が「広告を載せている画面を見せてください」と求めてきたら、速やかに応じるよう定めています。応じなければ報酬を没収される場合がある、とも明記しています。

たとえば、クレジット表示を貼り忘れたまま半年運用し、DMM から届いた確認メールに気づかず放置した。この状態が続けば、貯まった未払い報酬ごと消える可能性がある、ということです。

なお API ID の管理責任は、使う側にあります。DMM ウェブサービス利用規約 第 5 条は、盗用や不正使用によって第三者に使われた場合でも、DMM は責任を負わないと定めています。

逆に言えば、止められる理由がない状態はこれです

  1. データは公式 API から取る(サイトを機械で読み取らない)
  2. クレジット表示を、公式の HTML のまま貼る
  3. パッケージ画像は加工しない
  4. 取ったデータは DMM アフィリエイト以外では使わない
  5. 申請していないサイトで ID を使わない

この 5 つを守っている限り、規約が定める制裁の対象にはあたりません。

不安なのは「知らないうちに踏んでいないか」だと思いますが、踏みうるのはこの 5 つだけです。いまのサイトを見て、順に確認してみてください。

規約は 2026 年 9 月 1 日に改定されたばかり — 原文を自分で見に行く習慣

本記事の執筆時点で、DMM ウェブサービス利用規約の最終改定日は 2026 年 9 月 1 日です。改定の差分は公開されていないため、何が変わったのかを本記事で示すことはできません。

大事なのは、規約も仕様も、こちらから見に行くしかないという構造を理解しておくことです。

デベロッパーは、当社から通知先に送信される通知を確認するため、一ヵ月を超えない範囲において定期的に確認するものとします。 (DMM ウェブサービス利用規約 第 4 条 2 項)

月に 1 回は確認する、というのが公式が示している目安です。加えて第 12 条は、DMM がウェブサービスの仕様を「いつでも変更することができる」とし、変更によって生じた損害の責任は負わないと定めています。

マンションの管理規約が変わったのに、掲示板を見ていない。そういう状態にならないよう、月 1 回の確認を運用に組み込んでおくことをおすすめします。

よくある質問

FANZA のスクレイピングは規約違反になりますか?

DMM ウェブサービス利用規約にも DMM アフィリエイト参加規約にも、「スクレイピング禁止」と名指しした条文はありません。ただし www.dmm.co.jp の robots.txt が、検索ページや絞り込み一覧を明示的に断っています。データを集めるうえで最も使いたい場所が断られている、という状況です。本記事では、公式 API を使う方法をおすすめしています。

PHP が書けなくても使えますか? WordPress だけで完結しますか?

完結させる方法は 2 つあります。1 つ目は既製の自動投稿プラグインを使う方法で、コードを書かずに済みます。2 つ目は、本記事の 5 ステップで組み立てた URL をブラウザで開き、必要なデータだけ手作業で記事に反映する方法です。まず動くところを見たいだけなら、2 つ目が一番早く試せます。なお公式はアフィリエイト SDK も配布していますが、こちらはコードを書ける方向けです。

API の利用料はかかりますか?

かかりません。公式のご利用ガイドは「DMM Webサービスは、DMMアフィリエイトオーナーの方であればどなたでも無料でご利用いただけます」と明記しています。ただし DMM アフィリエイトのオーナー登録が前提になります。

アフィリエイト ID が 990 で終わっていないとどうなりますか?

エラーになります。公式のご利用ガイドは「アフィリエイトIDは末尾を990~999に設定してください。末尾が990~999以外ではエラーとなります」と明記しています。普段リンクに使っている ID とは別に、API 用の枝番を指定してください。

複数サイトを運営していますが、1 つの API ID を使い回せますか?

使い回せます。API ID は 1 会員につき 1 つで、全サイト共通です。API を呼ぶときに渡す 990〜999 の枝番も、全サイト共通で使えます。一方でアフィリエイト ID はサイトごとに発行されるため、サイトを追加するたびに申請と審査が必要です。注意したいのは成果の分け方で、API が返すリンクには 990 番台の ID が入るため、サイトごとに枝番を割り振らないと成果が分離できません。枝番は 10 個しかないので、11 サイト目で足りなくなります。それ以上の規模では、API は商品データの取得に使い、記事に貼るリンクは各サイトの通常のアフィリエイト ID で組み立てる形が現実的です。

1 日に何回まで API を使っていいですか?

回数の上限は公開されていません。ただし DMM ウェブサービス利用規約 第 7 条 2 項は、アクセス回数・アクセス時間・情報更新の頻度などについて DMM が制約を課すことができると定めています。制限が無いのではなく、いつでも課せる仕組みだと理解してください。常識的な間隔を空けて使うのが安全です。

規約に違反したら報酬はどうなりますか?

DMM ウェブサービス利用規約 第 15 条 3 項により、事前の通知なくリンク拒否・提供の中止・API ID の停止または削除が行われる可能性があります。報酬については DMM アフィリエイト参加規約 第 7 条の 2 が、通知から 2 年以内に是正しない場合や質問に回答しない場合、未払い報酬をすべて没収し参加登録を解除できると定めています。通知が来たらすぐ是正するのが前提です。

取得したデータを A8 など他の ASP の記事で使えますか?

使えません。DMM ウェブサービス利用規約 第 9 条 1 項(5) が、ウェブサービスを使って取得した商品情報を DMM アフィリエイト以外のアフィリエイトプログラムで利用することを禁止しています。複数の ASP を併用しているサイトでは特に注意が必要です。

FANZA同人のデータも取れますか?

売り場は service と floor という項目で指定しますが、公式リファレンスはこの 2 つを「フロア API から取得できるコードを指定」と説明しています。つまり、コードを自分で書き込むのではなく、フロア API に問い合わせて取得する決まりです。API ID を取得したあと、フロア API の URL をブラウザに貼れば、使えるコードの一覧が返ってきます。

まとめ — 今夜 10 分でできる 3 つ

FANZA スクレイピングの可否について、結論を繰り返します。規約に名指しの禁止条文はないものの、www.dmm.co.jp の robots.txt が検索・一覧ページを明確に断っています。公式 API を使うのが正解です。無料で、取れるデータが多く、サイトの見た目が変わっても止まりません。

登録済みの方は、今夜このまま Step 3 まで進めます(10 分)。未登録の方は、今夜は Step 1 の申請だけです。 審査に 2〜5 営業日かかるので、通ったら Step 2 に戻ってきてください。

1

Step 1: DMM アフィリエイトのオーナー登録が済んでいるか確認

未登録の場合は申請から始めます。申請手順と審査のポイントは、FANZA同人 アフィリエイトの記事にまとめています。審査には 2 から 5 営業日かかります(所要 2 分)。

2

Step 2: アフィリエイト ID の末尾が 990〜999 か確認

DMM アフィリエイトの管理画面でアフィリエイト ID を確認します。普段リンクに使っている ID とは別に、API 用の枝番が必要です。ここを外すとエラーになります(所要 3 分)。

3

Step 3: 下のリクエスト URL を 1 行につないでブラウザに貼る

まず ID を付けずに呼んで 400 エラーを確認し、次に 2 つの ID を入れて商品データが返るかを見ます。この 2 段階で、どこまで動いているかが分かります。プログラムは不要です(所要 5 分)。

Step 3 で使う URL です。1 行につないで、アドレスバーに貼ってください。

https://api.dmm.com/affiliate/v3/ItemList?api_id=[APIID]&affiliate_id=[アフィリエイトID]&site=FANZA&service=digital&floor=videoa&hits=10&sort=date&output=json

[APIID][アフィリエイトID] は、角カッコごとご自身の ID に置き換えてください。角カッコを残したままだとエラーになります。

公開する前にやる 1 つ

サイトを公開する前に、クレジット表示を貼ってください。公式が用意した HTML をそのまま貼るだけです。WordPress なら〈外観 → ウィジェット → フッター → カスタム HTML〉に貼れば完了します。色やサイズを変えると、API の利用を停止される可能性があります。

自分で組まずプラグインを使う方も、クレジット表示だけはご自身で貼る必要があります

受付でカタログをもらう窓口は、無料で開いています。あとは伝票を 1 枚書くだけです。

データが取れるようになったら、次は「取ったデータをどう記事にするか」が課題になります。規約・透明性・記事の質をあわせて設計しておくと安全です。

AI 駆動の同人・アダアフィ運営ハンドブック

規約・自動投稿・透明性表示を 4 本柱で整理

Share Xでシェア
さなぎ羅

最新の AI 駆動アダアフィ情報を X で発信中

Claude Code × LLM のアダアフィ実装ノウハウ、ASP 比較、運用の試行錯誤を さなぎ羅 が随時ポストしています。

@sanagi_L をフォロー